「沖縄でのマイホーム、こだわっておしゃれにしたい」と思っている方にとって、家具や照明と同じくらい重要なのが窓周りです。
窓はお部屋の印象を決めるインテリアの仕上げになり、どんな装飾をしてるかによっておしゃれに見えるかが決まります。
しかし、高温多湿で日差しが強い沖縄の家づくりは、デザイン性だけでは語れない難しさがあるのも事実です。
そこで本記事では、沖縄在住のインテリアコーディネーターが、ウィンドウトリートメントの基礎から、沖縄ならではの機能性・選び方を徹底解説します。
美さと機能性、どちらも両立させる窓辺作りのコツをお伝えするので、ぜひ最後まで読んで内装イメージの参考にしてください。
目次
ウィンドウトリートメントは窓周りの演出
ウィンドウトリートメントとは、カーテン・ブラインド・シェードなどの総称です。直訳すると「窓の処置・あしらい」という意味を持ちます。
主な役割は、強い日差しをカットすることです。特に日差しが強い沖縄では、ウィンドウトリートメントによってお部屋の涼しさがガラッと変わりますよ。
そのほか、窓周りを演出して、お部屋全体の印象を決める「インテリアの仕上げ」としての大切な意味合いを持っています。
例えば、真っ白なお部屋でもリネンのカーテンがかかれば、それだけで優しい空間に生まれ変わります。
窓本来の機能を活かしつつ、ライフスタイルや理想の空間に合わせて、お部屋に表情をつけてくれますよ。
ウィンドウトリートメントは家づくりの設計と同時に計画を進めておくと、住み始めてからの満足度がぐっと高まります。
ウィンドウトリートメントの代表的な種類
こちらでは代表的な5つのカーテンスタイルについて、実際の使い心地を解説します。
あなたのお部屋に合ったカーテンタイプはどれか、考えながら読み進めてください。
カーテン:布の柔らかさが出る安心感
カーテンの魅力は、布特有のウェーブが出す柔らかさと高い断熱・遮音性です。
カーテンはヒダ(プリーツ)の数で雰囲気が変わるため、2倍ヒダにすると高級感が出ますが、最近は1.5倍ヒダやフラット(ヒダなし)もじわじわと人気が出ています。
また、コンクリートの家が多い沖縄では、布のカーテンをつけると優しい印象になります。
リネンやコットンなどの天然素材を使う場合は、あえてクタっとしたタイプを選ぶと「こなれ感」を出してくれますよ。
ローマンシェード:窓をすっきり見せてくれるアイテム
カーテンと同じ素材を使いますが、シェードは上下に昇降させるタイプ。
カーテンのように左右に生地の溜まり(束)ができないので、窓周りをすっきり見せる効果があります。
海が近い家なら、プライバシーを守りながら心地よい海風を取り込むこともできます。窓の近くに家具を置きたい場合や、小窓が並んでいるお部屋にぴったりです。
ブラインド:光を操りワンランク上の雰囲気へ
薄い羽根を回転させて、光の角度や視線を細かく調整できるタイプです。大きく分けてアルミ製と木製(ウッドブラインド)があります。
アルミ製は水回りに強いためキッチンやお風呂場に使用されるケースが多く、ウッドブラインドは家具との相性がバッチリ。
一枚あるだけでお部屋の雰囲気がぐっと上がります。
西日がまぶしいお部屋なら、羽根の角度を変えて熱を逃がし、光だけを取り入れることができますよ。
ロールスクリーン:壁と一体化するミニマリズム
一枚の布をくるくると巻き上げるシンプルスタイル。
開けたときに上部にコンパクトに収まるため、窓の開く部分を最大限に活かせます。窓からの景色を楽しみたい人にぴったりなアイテムです。
モダンで洗練されたお部屋にしたい方や、生活感のある洗濯機や収納スペースを隠したい方におすすめです。
また、幅の狭い小さな窓に取り付けるとシンプルでおしゃれな雰囲気にしてくれます。
カビ防止加工がされている素材を選べば、湿気対策をしながら見た目もスッキリでおしゃれに見せられます。
バーチカルブラインド:天井を高く見せてくれるモダンスタイル
羽根(ルーバー)が垂直に並んだブラインドです。
オフィスっぽいイメージがあるかもしれませんが、最近は布製のルーバーが増えていて、住宅でも人気があるアイテムです。
左右に開閉するためベランダへの出入りもスムーズで、羽根の角度を変えれば外からの視線もカット。風をたっぷり通すことができます。
ウィンドウトリートメントの役割と機能性
デザインと同じくらい大切なのが、ウィンドウトリートメントの機能性ですよね。
こちらではプロ目線で分かりやすく、カーテンの機能が暮らしにどう影響するのかを解説します。
日差し・明るさを調整
ウィンドウトリートメントは強い日差しをカットしたり、完全に遮断して室内の明るさをコントロールする機能があります。
お部屋の向きや時間、季節によって日光の入り方は変化するため、窓周りのアイテムで光を上手に楽しめます。
例えば、朝はレース越しに光を取り入れてみたり、夜は光をカットして落ち着く空間を作ったり。
時間帯に合わせて心地よい明るさをデザインしてくれます。
外からのプライバシー確保
家の中で安心して過ごすために欠かせないのが、プライバシーの確保です。
例えば、ミラーレースカーテンはマジックミラーのように、部屋から外は見えるが、外からは中が見えにくくなります。
また、ブラインドなら羽根の角度を変えるだけで、風を通しつつ視線だけを隠せます。カーテン一枚で、お部屋が心からくつろげる空間になります。
防炎
万が一、火が燃え移っても、炎が燃え広がりにくい加工です。
11階以上の高層マンションや商業施設では義務づけられていますが、義務のない戸建て住宅でもこの機能があると安心です。
キッチン近くの窓や暖房器具近くでは、安全のために防炎製品を選ぶことをおすすめします。
※防炎の基準や対象となる建物について詳しく知りたい方は、公益財団法人 日本防炎協会の公式サイトも参考にしてみてください。
抗菌・防カビ
高温多湿な沖縄では、防カビ性能はマストです。
いつの間にかカーテンにカビが生え、そこからクロスへ広がり黒くなるというのは、沖縄ならではの悩みですよね。
あらかじめ防カビ加工の生地を選べば、毎日のお掃除もぐっとラクになり家族の健康も守れますよ。
静電気を抑制
静電気を抑制する機能があるとホコリがつきにくく、サラッと落としやすくなります。
実はブラインドやロールスクリーンも、静電気でホコリを吸い寄せてしまいます。
一度くっつくと、磁石のようになり掃除機で吸い取るのが大変なんです。そこで役立つのが静電気を抑制する機能です。
ホコリが目立ちやすい黒のブラインドや、手の届きにくい高い場所の窓におすすめ。
サッとはたくだけで綺麗が続くので、毎日の掃除がラクになります。
カーテンの選び方とコーディネートのポイント
「お店で見たときは素敵だったのに、実際につけてみるとちょっと違う」といった失敗を防ぐために、インテリアコーディネーター目線のカーテン選びを解説します。
家具と合わせてコーディネートする
カーテン単体を直感で選ぶのは、要注意です。
窓辺をデザインするには、住宅の以下の点を確認して選びましょう。
・ソファの色
・床の色
・家具の木の素材
例えば、床がダークブラウンでソファがグレーなら、カーテンもグレーで合わせるとシックにまとまります。
逆に全体がシンプルなら、クッションなどの小物とカーテンの色をリンクさせて、アクセントカラーにするとおしゃれ感が増します。
カーテンは窓より大きめをセレクトする
大きめサイズを選ぶのは、失敗しないカーテン選びの鉄板です。
理由は、レールや窓枠の幅ぴったりで作ると生地に余裕がなくなってしまうからです。
その結果、閉めた時に中央から光が漏れたり、せっかくの美しいヒダが伸びきってしまったりと、イメージ通りの窓周りを叶えられません。
理想的なウェーブを出すためには、レールの幅に対して5%〜10%程度のゆとりを持たせましょう。
正確な仕上がりサイズを知るには、金属製のメジャーを使ってください。
洋裁用の柔らかいメジャーは歪みやすく、誤差の原因になります。
お部屋に合わせて用途を考える
ウィンドウトリートメントの際は、お部屋によって用途を分けることが重要です。
例えば眠るとき。外からの光を遮断したいなら、寝室には遮光カーテンを仕立てるのがマストです。
ブラインドやロールスクリーン、ローマンシェードにも遮光タイプはありますが、カーテンとは違って「窓枠と生地との間に必ずすき間ができる」という特徴があります。
通常なら問題ないですが「このすき間が気になる」といった人もいらっしゃいます。
すき間からの光をカットできるのはカーテンなので、寝室にはカーテンを選んであげるとベストです。
リビングや子ども部屋・パントリーなど、お部屋に合ったウィンドウトリートメントを選びましょう。
アクセントにするか、背景にするか考える
お部屋の壁や家具がシンプルなら、思い切ってカーテンを主役にしてみましょう。
例えば、明るい色を選ぶと、お部屋に入った瞬間パッと華やかでおしゃれな雰囲気になります。
逆に、お気に入りの家具を目立たせたいなら、カーテンは控えめにするとよいです。
壁に近い色やベージュを選ぶと、お部屋の中で見せたいものが引き立ちます。
アクセントにするか背景にするか迷ったときは「部屋に入った時、一番にどこを見てほしいか」を考えると迷いがなくなりますよ。
ウィンドウトリートメントのシーン別の事例
こちらでは、具体的な生活シーンを想像しながら場所別のコーディネートを紹介します。
リビング
リビングはお家の顔となる部分なので、あまり個性的になりすぎないよう全体の雰囲気や統一感に注意しましょう。
リラックスできるお部屋を演出するため、ナチュラルカラーや淡いトーンの色を選ぶとよいです。
ソファやラグと色味を合わせると全体の雰囲気がマッチし、くつろげる居心地のよい空間になります。
キッチン
油や水が気になるキッチン周りには、アルミブラインドを選ぶとよいです。
汚れてもサッと拭けるし、カラーバリエーションも豊富なので明るい色を取り入れて元気を出すのもいいですね。
ダイニング横の小窓にはプリーツスクリーンもおすすめです。
そのほか、沖縄の強い日差しはキッチン周りの家電や棚も傷める原因になるため、日光に強いアルミ製のブラインドを選ぶと一石二鳥です。
和室
お仏壇があり、お盆や年末年始にお客さんが集まる和室には、和風柄やナチュラルカラーを選びましょう。
つるっとした生地よりも素朴で温かみのある素材感だと、畳の雰囲気とマッチします。
また、空間をキリッと引き締めたいなら深みのある藍色(ジャパンブルー)を合わせると素敵な空間に仕上がります。
その際は、主張しすぎない細かな柄を選ぶのが上品に仕上げるコツです。
寝室
遮光性が高いカーテンを選びましょう。
カラーは副交感神経を優位にするブルーやグリーン系、心を落ち着かせるアースカラーをチョイス。
触り心地はベルベットや厚めのコットンを選ぶと、安心感に包まれながら安眠できます。
子ども部屋
健やかな生活リズムを整えるために、あえて「遮光機能がない」カーテンを選ぶのも一つの手段です。
太陽の光で目が覚める環境を作ってあげましょう。
子ども部屋のデザインは、感性を刺激するようなポップな色や柄がおすすめです。
軽やかなプリント生地なら種類も豊富なので、お子様と一緒に選ぶ時間も素敵な思い出になりますよ。
子どもの成長はあっという間なので、ずっとこれを使うと決めつけず、成長に合わせてアップデートするとよいです。
よくある質問
こちらでは、沖縄のウィンドウトリートメントに関する質問をまとめました。
Q.沖縄の湿気でカーテンにカビが生えないか心配です。対策はありますか?
A.はい、防カビ加工の生地や通気性の良いブラインドを選ぶことで対策できます。風通しの良い縦型ブラインドや、サッと拭けるアルミブラインドならお手入れもラクでカビの心配を減らせますよ。
Q.海が近いエリアですが、潮風でブラインドのサビや劣化が起きませんか?
A.サビに強い「耐水タイプのアルミブラインド」や、水拭きできる素材を選べば安心です。 アイポケット沖縄が取り扱っている商品の中にはお手入れの負担が少ないタイプもあります。ぜひお気軽に相談ください。
Q.ウィンドウトリートメントは、家づくりのどのタイミングで相談すればいいですか?
A.間取りが決まり、工事が始まる前(着工前後)にご相談いただくのがベストです。早い段階でご相談いただければ、カーテンレールを天井に隠す設計にしたり、電動タイプ用の配線を準備したりと、選択肢がグッと広がります。スッキリした窓辺を叶えるためにも、お早めにお声がけください。
Q.新築ではありませんが、今の家に後付けでお願いすることはできますか?
A.はい、もちろん可能です。今お住まいのお家でも綺麗に後付けできますのでご安心ください。 「お部屋の雰囲気を変えたい」「日差し対策をしたい」といったタイミングでご依頼いただくお客様もたくさんいらっしゃいます。
沖縄のウィンドウトリートメントはアイポケット沖縄へ
家づくりで後回しにされがちなウィンドウトリートメントですが、実は窓周りこそがお部屋の印象を劇的に変えてくれます。
とっておきの窓辺なら、穏やかに過ごすことができるはずです。毎朝カーテンを開けるのが楽しみになるような暮らしを叶えてみてください。
アイポケット沖縄では経験豊富なインテリアコーディネーターがあなたの想いに寄り添い、最適なウィンドウトリートメントをご提案しています。
家づくりで困ったことがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。
